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酵母の観察法

準備するもの

  • コロニーが生育した平板培地
  • 滅菌済みの爪楊枝

(形状の確認用)

  • スライドグラス、カバーグラス
  • ピペット、チップ
  • 純水
  • 検査用生物顕微鏡
  • デジタルカメラ

(発酵の確認用)

  • グルコースのみ10%にしたYPD液体培地の試験管
  • 1.5mLマイクロチューブ
  • オートクレーブ

手順の例

形状の確認
  1. 平板培地上のコロニーの形状や色で菌体が何種類あるかあたりをつけて、種類ごとに爪楊枝ですくい取るようにして拾う。このとき、どのコロニーから拾ったか記録しておくようにする。
  2. スライドグラスに塗布し、ピペットで純水(2.5μL以下。カバーグラスにあふれない程度)を滴らして、カバーグラスを被せる。
  3. 顕微鏡で観察して、撮影する。酵母の場合、倍率は対物60x位がちょうど良い。
  4. 平板培地も真上から撮影をしておく。自然光があればそのままで撮れるが、暗い場合は横から光をあてて撮る。
発酵の確認
  1. YPD培地の組成のグルコースのみ10%にした液体培地をつくっておく。
  2. 平板培地のコロニーから菌体を拾って液体培地にいれて、30℃で培養する。
  3. 静置下で二酸化炭素の泡がでるかどうか確認する。
発酵の確認 (マイクロチューブを用いる方法)
  1. YPD培地の試験管に(ふたをとっておいた)1.5mLマイクロチューブを逆さに沈めておいて、オートクレーブする。
  2. 平面培地のコロニーから菌体を拾って液体培地に植えて、30℃で培養する。そうすると時間とともに菌体が試験管の底に落ちてくる。
  3. チューブの中に炭酸ガス(二酸化炭素)がたまってくるのを確認する。