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<HTML>
<HEAD>
<TITLE>fnami: PC-A801 Emulator</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<H1>PC-A801エミュレータ(開発予告)</H1>
<H2>PC-A801とは</H2>
PC-A801エミュレータは、仮想ハードウェアPC-A801、A8-BIOS、DOS/256Tを含んだシステムです。通常のエミュレータと異なり、エミュレート対象となる本物のハードウェアは存在しません。PC-A800シリーズは、NECのPC-9800シリーズの後継機を今作るとしたらどうなるかを空想して、fnamiが策定した仕様に基づく、仮想的なハードウェアのシリーズ名です。PC-A801はその最初の仕様の名前であり、エミュレータによって実現された仮想ハードウェアの名前でもあります。
<P>(仮想ハードウェアの)<A HREF="pca801/virtualt.htm">技術的詳細</A> <A HREF="pca801/virtualh.htm">熱く語る</A>
<H2>プロセッサはAMD64アーキテクチャ</H2>
PC-A801エミュレータは、AMD64およびその互換アーキテクチャで動作し、その上で動くソフトウェアからもAMD64のほとんどの機能が利用可能になる予定です。
<H2>VRAMは最大2816MB(グラフィック)+128MB(テキスト)</H2>
GPUを介して描画するのではなく、CPUが直接描画することを想定して、VRAMを通常のメモリ空間に割り当ててあります。グラフィックVRAMは2816MBと、64ビットアドレス空間としては少なめですが、CPUレンダリングではテクスチャデータなどをVRAMに置く必要はないため、特に不足することはないと思います。将来的に、三次元ディスプレイなどで現在の延長では考えられない大量のVRAMが必要になった場合は、現在とは別の領域にVRAMを割り当てることになります。
<P>OSが起動しないと自国語の文字を表示できないのでは開発に不便なため、128MBのテキストVRAMを用意しました。1桁あたり、文字コード32ビットと、アトリビュート32ビットを割り当ててあります。グラフィックVRAMと重ね合わせて表示されます。
<P>VRAMにはいずれも、高速描画機能などはありませんが、その代わりプロセッサのキャッシュに載ることが期待できます。
<P><A HREF="pca801/vramt.htm">技術的詳細</A> <A HREF="pca801/vramh.htm">熱く語る</A>
<H2>文字コードはJIS X 0213</H2>
PC-A800シリーズで採用する標準的な文字コードは、JIS X 0213:2004(以下2004JIS)です。PC-9800シリーズでは、JIS C 6226-1978(以下78JIS)が採用されていましたが、その改正版であるJIS C 6226-1983(以下83JIS)以後の規格には非互換の部分があり、それらを採用する後発のシステムとは不整合が生じていました。
<P>2004JISは、78JISの文字をすべて含み、どの符号位置の文字がどの字体を含んでいるのか(包摂規準)が明示されているため、78JIS環境からの移行の方針が明確です。もちろん、83JIS環境からの移行も可能です。また、PC-9800シリーズやWindows環境でよく利用される、丸付き数字やローマ数字などの、13区のNEC特殊文字(83JISと重複するものを除く)が、そのままの符号位置で含まれています。ただし、9,10区の半角文字、11,12区の罫線、IBM拡張文字、NEC選定IBM拡張文字は含まれていません。
<P>従来の文字コードで作成されたデータをスムーズにPC-A800シリーズの環境に移行するために、DOS/256Tでは、以下のような標準ツールを用意する予定です。
<UL>
<LI>文字コードの変換、文字化けの可能性のある文字の指摘、包摂規準の変わった文字の対処などの機能を持つエディタ
<LI>文字化けの可能性のあるファイル名を指摘する、ディスクチェックコマンド
<LI>包摂規準の変わった文字を含めて検索する、検索コマンド
</UL>
<P><A HREF="pca801/codet.htm">技術的詳細</A><!--熱く語る-->
<H2>ディスクはMS-DOS/Windows互換</H2>
ディスクフォーマットはFAT12,FAT16,FAT32をサポートします。長いファイル名も使えます。長いファイル名はWindowsでも9x系とNT系で一部異なりますが、読み込みはNT系、書き込みは9x系を使うことで、両方と互換性を持たせる予定です。
<!--技術的詳細-->
</BODY>
</HTML>