Gmailは、メール、チャット、ビデオ会議(Google Meet)といった、Google Workspaceのコミュニケーション機能を集約したアプリケーションです。 ここでは、主にメール機能について紹介します。
GmailにアクセスするためのURLは、 https://gmail.com/ です。 なお、企業でGoogle Workspaceを導入している場合など、独自のドメインを使用している場合は、そのドメインに合わせたURLを使用できることもあります。
ログインした状態のGmailの画面は、主に以下の要素から構成されています。 なお、以下の説明で用いているかく要素の名称は、説明のために便宜的に用いているもので、正式名称ではありません。
- メニュー・サイドバー
- ナビゲーション・サイドバー
- メール一覧
- 画面上部の領域
以下、それぞれの要素について説明します。
一番左側に表示されるメニューで、メール、チャット、Meetの各機能を表示するために使います。
このメニューは、設定によっては表示されません。 チャットやGoogle MeetへのアクセスをGmailの画面からする必要がない場合には、このメニューを表示しない設定にすると良いでしょう。(設定については後述)
本章の説明は、ここで「メール」が選択されている状態、またはこのメニューが表示されていない状態を前提としています。
メニュー・サイドバーが表示されている場合はその右、表示されていない場合は画面の一番左寄りの縦長の領域に表示されるリンク群です。
「受信トレイ」「スター付き」「送信済み」「下書き」などのメールカテゴリやラベルが一覧表示されています。 また、一覧表示の下部には、新しいラベルを作成するためのボタンなども表示されます。
例えば、送信前の下書きを確認する場合は、ナビゲーション・サイドバーで「下書き」を選択してEnterキーを押下します。 ただし、下書きなどよく使うラベルは、以下に示すショートカット・キーを使って直接アクセスすることも可能です。
ショートカット・キー | 移動先 |
---|---|
G I | 受信トレイ |
G S | スター付き |
G B | スヌーズ中 |
G T | 送信済み |
G D | 下書き |
G A | すべてのメール |
画面中央の領域で、選択したメールフォルダ内のメールが、新しいものから順に時系列で表示されます。 各メールの件名、送信者、本文の冒頭部分、受信日時が確認でき、チェックボックスを使用して複数のメールを一括操作することも可能です。
画面上部には、メールの検索をするための検索バーがあります。
また画面右上には、以下のようなアイコン群が並んでいます。
- ヘルプ
- 設定
- Googleアプリケーション
- アカウント管理
これらはいずれも、NVDAで読み上げさせると「メニュー」ゃ「折りたたみ」といった読み上げがされ、このアイコンの中に複数のリンクやボタン、あるいはダイアログが含まれていることが推測できます。 これらのアイコンに対する操作は、ブラウズ・モードで行ってもフォーカス・モードで行っても問題ありませんが、いずれの場合もEnterキーやスペースキーを押下した後、新たにメニューやリンク、ダイアログが表示されますので、注意深く表示内容を確認する必要があります。
Gmailは、ほとんどの設定項目はデフォルトのままで問題ありませんが、以下で示すショートカット・キーの設定はデフォルトでは無効になっており、スクリーン・リーダーで利用する上では有効にすることが必須です。 その他の設定については、デフォルトのままで問題無く利用できますが、以下の設定を調整しておくと便利です。
以下の手順で、設定画面を表示できます。 この操作は、フォーカス・モードでもブラウズ・モードでも行えます。
- Gmailのページの先頭近くにある「設定」でEnterキーを押下
- 「設定」はメールの検索窓の近くにありますので、ブラウズ・モードでEキーを押して検索欄に移動してから探すと見つけやすいでしょう
- メニューが表示されるまでに一瞬間があります
- メニューが表示されるので、Tabまたは下矢印キーで「すべての設定を表示」に移動してEnterキーを押下
設定画面は、複数のタブから構成されています。 設定画面に遷移した直後は、「全般」のタブが選択された状態で、フォーカスもこのタブに移動します。 全般タブでいろいろな操作をした後に、別のタブに切り替えたいような場合は、第1章で設定した前後のタブへの移動の入力ジェスチャーを使うと便利でしょう。
すべてのタブでの設定が終わったら、画面末尾に近い位置にある「変更を保存 」ボタンを押して設定を保存します。
以下、調整しておくと便利な場合がある設定のいくつかを、タブごとに紹介します。
このタブ内のすべての設定項目は表形式でまとめられていますので、ブラウズ・モードのテーブル内の移動コマンドを使うと良いでしょう。
このタブでは、「キーボードショートカット」の項目で、「キーボード ショートカット ON」が選択されていることを必ず確認してください。 本ガイドの説明では、この設定が有効になっていることを前提としています。
この他に、以下の設定を調整すると良いでしょう。
「送信取り消し」の項目で、必要に応じて「取り消せる時間」の設定を調整すると良いでしょう。 メール送信の操作をしても、ここで設定した時間内であれば送信を取り消すことができます。
送信直後にミスに気づいた場合だけでなく、誤操作で書きかけのメールを送信してしまった場合などにも、簡単な操作で送信を取り消すことができて便利です。
本ガイド執筆時、可能な最長の設定は30秒です。
「文法」、「スペルチェック」、「自動修正」の各機能については、作成中のメールについて改善のヒントを提供してくれる機能です。 ヒントが表示されると、スクリーン・リーダーが自動的にその内容や必要な操作について読み上げるようになっていますので、問題無く利用できる反面、自動読み上げが文書作成の邪魔になる場合もあります。 そのような場合には、これらの機能を無効にすると良いでしょう。
「スレッド表示」の項目で、「スレッド表示 OFF」を選択すると、メール一覧やメールの内容の表示で、メールのスレッド表示が無効になり、一連のメールのやり取りの複数のメールが個別に表示されるようになります。
スレッド表示を無効にすると、メールが1通ずつ表示されて分かりやすくなる側面がある一方で、メールの数が多いスレッドでは関連するメールを見落とすことにつながる場合もありますので、必要に応じてこの設定を調整すると良いでしょう。
このタブにある「閲覧ウィンドウ」の項目の設定によって、メール一覧で選択したメールの内容を表示する時の画面構成が変わります。
- 「閲覧ウィンドウを有効にする」がチェックされていない状態 - メールの内容を表示すると、メール一覧の表示が消えてメールの内容だけが表示される
- 「閲覧ウィンドウを有効にする」がチェックされている状態 - メール一覧とメールの内容を同時にひょうじする
- その直後の「閲覧ウィンドウの位置」の設定によってメールの内容が表示される位置が変わる
- 「分割しない」が選択されている場合は、「閲覧ウィンドウを有効にする」がチェックされていない状態と同じ挙動になる
メール一覧とメールの内容が同時に表示される設定は、画面全体を容易に確認できるユーザーには便利な設定ですが、スクリーン・リーダー・ユーザーにとっては表示される情報量が増えるため、使いづらさにつながることがあります。 操作性には大きな影響はありませんが、必要に応じてこの設定を調整すると良いでしょう。
ここでは、Gmailのメニュー・サイドバーに表示される「チャット」や「Meet」の表示を制御できます。
これらの機能をメニュー・サイドバーに表示しておくと、一つの画面でメール、チャット、ビデオ会議の機能を利用できて便利な反面、メールの作成中にチャットやMeetの通知が表示されて煩わしいこともあるでしょう。
そのような場合や、そもそもチャットやMeetを利用しない場合は、このタブでこれらの表示を無効にすると良いでしょう。
- 「チャット」で「オフ」を選択すると、メニュー・サイドバーに「チャット」が表示されなくなります。
- 「Meet」で「メインメニューに [会議] セクションを表示しない」を選択すると、メニュー・サイドバーに「Meet」が表示されなくなります。
いずれの機能も非表示になっている場合、メニュー・サイドバー自体が表示されません。
なお、チャットやMeetには、以下のURLを用いて直接アクセスすることもできます:
- チャット: https://chat.google.com/
- Meet: https://meet.google.com/
従来のメールソフトでは、メールはフォルダーという「箱」に1つずつ分類して整理する必要がありました。 しかしGmailでは、メールに「ラベル」という付箋のような目印を付けることで整理します。 1つのメールに複数のラベルを付けられるため、例えば「取引先A」と「見積もり」という2つのラベルを同時に付けることができます。
実は「受信トレイ」もラベルの1つです。 新着メールには自動的に「受信トレイ」ラベルが付けられ、受信トレイに表示されます。 用件が済んだメールは「アーカイブ」することで「受信トレイ」ラベルが外れ、受診トレイにも表示されなくなります。 アーカイブしても、付けておいた他のラベルは残りますし、メールは削除されません。 検索すればいつでも見つけることができます。
推奨されているメールの管理方法は以下の通りです:
- 対応が必要なメールだけを受信トレイに残し、完了したメールはすぐにアーカイブする
- プロジェクトや取引先など、あとで参照する可能性が高い項目でラベルを作成する
- メールの内容に応じて適切なラベルを付ける(1つのメールに複数付けても構いません)
このように、受信トレイをTODOリストのように使い、完了したメールは適切なラベルを付けてアーカイブすることで、効率的にメールを管理できます。 必要なメールはラベルや検索機能を使って素早く見つけることができます。
本節以降で説明する操作は、明示的な記載がない限り、フォーカス・モードで行ってください。
前述の通り、Gmailの画面には大きく分けて、ナビゲーション・サイドバー、メール一覧、ツールバーの3つの領域があります。 設定によっては、これに加えてメニュー・サイドバーも表示されますが、本ガイドではメニュー・サイドバーが表示されていない状態を前提として説明します。
Gmailのページを開いた直後は、「受信トレイ」が選択された状態で、メール一覧が表示されています。 メール一覧の部分はHTMLのtable要素でまとめられていますので、NVDAのブラウズ・モードでTキーを押すことで、メール一覧の先頭部分に移動できます。 メール一覧の先頭部分に移動したら、以後は基本的にフォーカス・モードに切り替えた状態で操作をします。
左矢印キーを押すと、メール一覧からナビゲーション・サイドバーに移動します。 また、メニュー・サイドバーが表示されている場合は、左矢印キーを押すと、ナビゲーション・サイドバーからメニュー・サイドバーに移動します。
右矢印キーを使うとメニュー・サイドバーからナビゲーション・サイドバーへ、ナビゲーション・サイドバーからメール一覧へ移動できますが、通常メニュー・サイドバーやナビゲーション・サイドバーではEnterキーで選択した項目へ移動することがほとんどで、右矢印キーを使う移動はあまり必要ありません。
また、ナビゲーション・サイドバーの中で、特によく使うものについては、前述の通りショートカット・キーで直接アクセスできますので、これを活用するのが良いでしょう。
メール一覧では、上下矢印キーを使って一覧の中を移動できます。
スレッド表示が有効な場合、1行が1つのスレッドを表し、スレッド内の最新のメールの情報が表示されます。 その行に対する操作はスレッド内のすべてのメールに対する操作になります。
スレッド表示が無効な場合、各行は1通のメールを表し、その行に対する操作はそのメールのみに対する操作になります。
スレッドまたはメールを選択した状態では、そのスレッドまたはメールに対して、内容の表示やその他の操作を行えます。
上下矢印キーでメール一覧の中を移動すると、通常は選択したメール(スレッド表示有効時はスレッド内の最新のメール、以下同じ)について、以下の項目が読み上げられます:
- Google Workspaceを導入している組織では、そのメールが自分だけに送られたものの場合に「自分だけに送信されました」と読み上げられる
- そのメールが未読の場合は「未読」と読み上げられる
- 送信者
- スレッド表示が有効で、複数のメールがあるスレッドの場合は、そのスレッド内のメールの他の送信者とメールの件数
- 件名
- 添付ファイルがある場合は「添付ファイル有り」と読み上げられる
- メールが送信された時刻または年月日(概ね24時間以内に送信されたメールについては時刻、それ以前のメールについては年月日)
- メール本文の冒頭部分
メール一覧で右矢印キーを押下すると、選択したメールの差出人、件名とメール本文の冒頭部分、送信年月日または時刻が順に読み上げられます。
Xキーを押下すると、そのメールの左に表示されているチェックボックスの状態が変わります。 チェックボックスがチェックされると「選択済み」という読み上げに続いてそのメールの情報が読み上げられ、チェックが外れたときはそのメールの情報だけが読み上げられます。 また、上下矢印キーでメール一覧を移動しているときにチェックボックスがチェックされているメールに移動した場合も「選択済み」という読み上げがあります。
1つ以上のメールのチェックボックスをチェックした状態でコンテクスト・メニューを開くと、チェックしたメールに対して実行できる操作が表示されます。 具体的には、アーカイブする、ゴミ箱に移動する、迷惑メールとして報告する、スターを付ける、スターを外す、などの操作ができます。 1つもチェックされたメールがない状態でコンテクスト・メニューを開くと、今選択されているメールのチェックボックスがチェックされ、そのメールに対して実行できる操作が表示されます。
これらの操作のほとんどは、コンテクスト・メニューからだけでなく、ショートカット・キーでも実行できます。 以下に特によく使うものを示します。
ショートカット・キー | 機能 |
---|---|
E | アーカイブ |
Shift + I | 既読にする |
Shift + U | 未読にする |
S | スターを付ける/外す |
B | スヌーズ※ |
! | 迷惑メールとして報告 |
# | ゴミ箱に移動 |
※ スヌーズは、一旦受信トレイからメールを消して、指定した日時に再び受信トレイに表示する機能です。
チェックされたメールに対して返信や転送の操作も可能です。 ただし、複数のメールがチェックされている状態で返信や転送を行うと、チェックされているメールの数だけメールの作成画面が開かれ、混乱の原因になりますので、返信や転送の操作はメールの詳細画面から行うほうが確実かもしれません。
チェックされているメールがある状態で . を押すと、コンテクスト・メニューの中の一部の項目を含むメニューが表示されます。 チェックされているメールがない状態で . を押下すると、「すべて既読にする」という項目が表示され、Enterキーを押下するとそのページに表示されているメールがすべて既読になります。
メールの件数が多い場合、メール一覧が1ページに表示しきれない場合があります。 この場合は、以下のキー操作で前後のページへ移動できます。
ショートカット・キー | 機能 |
---|---|
G N | 次のページへ |
G P | 前のページへ |
メール一覧でメールを選択した状態でEnterキーを押下すると、そのメールの内容が表示されます。 スレッド表示が有効な場合は、そのスレッドに含まれるすべての未読メールが表示されます。 スレッド内のすべてのメールが既読の場合は、最新のメールが表示されます。
前述の「閲覧ウィンドウ」の設定によって、メール一覧の表示が消えてメールの内容だけが表示される場合と、メール一覧とメールの内容が同時に表示される場合があります。 また、EnterキーではなくShift + Enterキーを押下すると、そのメールの内容および関連する操作のためのボタンなどだけが表示される別ウィンドウが開きます。 いずれの場合も、ここで説明する操作は共通です。
メールの内容が表示されている画面では、ブラウズ・モードに切り替えてメールの内容を確認します。
メールの件名がレベル2の見出しとして、また差出人がレベル3の見出しとして表示されますので、以下に示すNVDAの見出しジャンプ機能を活用できます。 メールの件名を示す見出しの直前にはいくつかボタンがあり、この中の「すべて展開」を押すと、スレッド内のすべてのメールの内容が表示されます。 各メールの差出人が見出しレベル3で表示されますので、メール単位で移動することも可能です。
ショートカット・キー | 機能 |
---|---|
H | 次の見出しへ移動 |
Shift + H | 前の見出しへ移動 |
2 | 次のレベル2の見出しへ移動 |
Shift + 2 | 前のレベル2の見出しへ移動 |
3 | 次のレベル3の見出しへ移動 |
Shift + 3 | 前のレベル3の見出しへ移動 |
添付ファイルがあるメールの場合は、メール本文の後に添付ファイルの一覧が表示されます。 それぞれの添付ファイルについて、プレビューの表示、ダウンロード、Googleドライブへの追加といった操作を行うことができます。 また、複数の添付ファイルをすべてGoogleドライブに追加することもできます。
この画面で、そのメールのアーカイブ、返信、転送などの操作をすることもできます。 これらの操作のためのボタンは、メール本文の前などに表示されていますが、フォーカス・モードで以下のショートカット・キーを用いて実行することも可能です。
ショートカット・キー | 機能 |
---|---|
R | 返信 |
Shift + R | 新しいウィンドウで返信※ |
A | 全員に返信 |
Shift + A | 新しいウィンドウで全員に返信※ |
F | 転送 |
Shift + F | 新しいウィンドウで転送※ |
E | アーカイブ |
※ 新しいウィンドウでの返信や転送を実行した場合、メールの作成画面だけが表示された状態になるだけで、実際に新しいウィンドウやタブが開かれるわけではありません。 普通に返信や転送を実行した場合には、ナビゲーション・サイドバーなどが表示された状態の画面にメール作成画面も表示された状態になる点が、この操作との違いです。
メールを読み終わったら、以下のいずれかの操作をしてメール一覧に戻ります。
- メール一覧でEnterキーを押下してメールを表示した場合: Uキーを押下
- メール一覧でShift + Enterキーを押下してメールを表示した場合: メールの内容を表示しているウィンドウを閉じる(Alt + F4、Ctrl + Wなど)
以下のいずれかの操作で、メールの作成画面が表示されます。
- CキーまたはDキーを押下(メールの内容を別ウィンドウで表示している場合、そのウィンドウでは動作しません)
- メールの返信や転送の操作を実行
Cキーを押下した場合は、現在の画面にメールの作成画面が表示されます。 Dキーを押下した場合は、メールの作成画面が新しいタブで開きます。
メールの作成画面には、宛先、件名、本文を入力する欄があります。 件名と本文の欄は、一般的なエディット・ボックスとしてNVDAは認識しますので、ブラウズ・モードではEキーを押下して探すことができ、フォーカス・モードで通常のテキスト入力が可能です。
本ガイドでは詳細を割愛しますが、本文の入力欄では様々な書式の指定も可能です。 詳しくはショートカット・キーの一覧などを参照してください。
送信先の指定欄は、少し異なる挙動をします。 タイミングによってNVDAがエディット・ボックスとして認識しない場合もありますので、件名欄に移動してから、フォーカス・モードでShift + Tabで移動するのが確実です。
送信先の指定欄に入力を始めると、過去の入力履歴や登録されている連絡先などから候補が表示されます。 複数の候補がある場合は、上下矢印キーで選択してEnterキーを押下すると、そのアドレスが送信先に追加されます。 候補が表示されない場合や、表示された候補の中に適当なものがない場合は、完全なメール・アドレスを入力した上でEnterキーを押下します。
入力済みのアドレスを確認したい場合は、送信先の入力欄で左矢印キーを押下します。 この操作で、現在入力されているアドレスにフォーカスが移動し、読み上げられます。 複数のアドレスが入力されている場合は、さらに左矢印キーを押下すると、それぞれのアドレスにフォーカスが移動し、読み上げられます。 読み上げられたアドレスを削除したい場合は、Deleteキーを押下します。 CcやBccの入力が必要な場合は、Ctrl + Shift + CでCc、Ctrl + Shift + BでBccの入力欄を表示して、フォーカスを移動できます。 これらの入力欄での操作も、送信先の入力欄と同様です。
本文の入力欄から、Tabキーを数回押下すると、「ファイルを添付」というボタンにフォーカスが移動します。 ここでEnterキーを押下すると、ファイル選択ダイアログが開きますので、添付したいファイルを選択すると、そのファイルがメールに添付されます。 また、別のボタンからは、Googleドライブに保存されているファイルを添付することもできます。
以下の操作をすると、メールの作成が中断され、その時点の内容が下書きとして保存されます。
- Dキーを押下して別タブで表示されるメール作成画面で、そのタブを閉じる
- それ以外のメール作成画面で、Escキーを押下
下書きとして保存されたメールは、ナビゲーション・サイドバーで「下書き」を選択してEnterキーを押下するか、ショートカット・キーG Dの押下で、一覧を表示できます。
下書きの一覧でメールを選択してEnterキーを押下すると、そのメールの編集画面が開きます。
作成中のメールを破棄する場合は、Ctrl + Shift + Dを押下します。
また、1度下書きとして保存されたメールを破棄する場合は、下書きの一覧で当該のメールを選択し、Xキーを押下してチェックされた状態にしてから、#キーを押下してゴミ箱に移動します。
メールの作成画面で、Ctrl + Enterキーを押下すると、そのメールが送信されます。
送信後一定時間(5秒~30秒)は、送信を取り消すことができます。 送信を取り消したい場合は、Zキーを押下します。 Zキーを押下すると、送信が取り消され、メールの作成画面が再度表示されます。
メールの検索は、画面上部にある検索バーを使って行います。 /キーを押下すると、フォーカスが検索バーに移動します。
検索バーに検索したいキーワードを入力してEnterキーを押下すると、そのキーワードを含むメールが一覧表示されます。 検索結果の一覧表示での操作は、受信トレイなど他のメール一覧での操作と同様です。