-
Notifications
You must be signed in to change notification settings - Fork 12
本課題では扱わない重要技術
- Poetryは、PythonのパッケージおよびPythonの開発環境を管理するツールです。
- Pythonの公式パッケージ管理ツールpipに代わる新しい選択肢として注目されています。
Poetryの主な特徴
-
プロジェクトの初期化
:poetry newコマンドで簡単にプロジェクトを作成できます。 -
依存パッケージの管理
:poetry addコマンドで必要なパッケージをインストールできます。依存関係を自動的に解決し、互いに干渉しないよう分離された仮想環境を作成します。 -
ビルドとパッケージ化
:poetry buildコマンドでソースディストリビューションやWheel形式のパッケージを作成できます。 -
pyproject.toml
:従来のrequirements.txtに代わり、プロジェクトの設定をpyproject.tomlに集約できます。
Poetryを使う利点
-
依存パッケージの管理が簡単
:依存関係を自動解決し、環境を分離するので管理が容易です。 -
再現性が高い
:pyproject.tomlにすべての設定が集約されているため、異なる環境でも同じ状態を再現しやすくなります。 -
pip/virtualenvを置き換え可能
:pipやvirtualenvの機能を包括するため、これらを使う必要がなくなります。 -
パッケージングが簡単
:ソースディストリビューションやWheel形式のパッケージを簡単に作成できます。
Poetryを使うことで、Pythonの開発環境構築とパッケージ管理が簡略化され、生産性が向上すると期待されています。今後、Poetryの利用が広がっていくことが予想されます。
- Ryeは、Poetry同様にPythonのパッケージおよび開発環境を管理するツールです。
- Poetryよりも新しいツールで、より軽量で使いやすいことを目指しています。
- 現在ではPoetryよりも知名度はないですが、注目されているツールです。
Ryeの主な特徴
-
プロジェクトの初期化
:rye newコマンドで簡単にプロジェクトを作成できます。 -
依存パッケージの管理
:rye addコマンドで必要なパッケージをインストールできます。依存関係を解決し、仮想環境を作成します。 -
ビルドとパッケージ化
:rye buildコマンドでソースディストリビューションやWheel形式のパッケージを作成できます。 -
pyproject.toml
:Poetryと同様に、プロジェクトの設定をpyproject.tomlに集約できます。
Ryeを使う利点
-
シンプルで軽量
:Poetryに比べてより軽量で、コアの機能に特化しているため、シンプルです。 -
高速
:依存関係の解決や環境作成が高速です。 -
pip/virtualenvとの互換性
:pipやvirtualenvと互換性があり、既存のツールと組み合わせて使えます。 -
サブコマンドがわかりやすい
:サブコマンドが直感的で覚えやすいです。
Ryeは比較的新しいツールですが、シンプルさと高速さが特徴です。一方でPoetryに比べると機能が制限されている側面もあります。プロジェクトの規模や要件に応じて、PoetryかRyeかを選択することになります。
- HuggingFaceは、自然言語処理(NLP)および機械学習(ML)のモデルを簡単に構築、トレーニング、デプロイできるオープンソースのライブラリおよびプラットフォームです。
HuggingFaceの主な特徴
-
モデルハブ
:事前トレーニングされた多数のNLPおよびMLモデルを提供するハブがあります。BERTやGPT-2などの有名モデルをダウンロードして使用できます。 -
transformersライブラリ
:PyTorchやTensorFlowなどの主要な深層学習ライブラリと連携できるNLPライブラリです。モデルの構築、トレーニング、ファインチューニングなどが可能です。 -
トークナイザー
:テキストを事前トレーニングされたモデルに合わせてトークン化するツールが用意されています。 -
モデル可視化
:トレーニングされたモデルの内部を可視化し、動作を理解しやすくします。
5, モデルデプロイ
:トレーニングしたモデルをWebサービスとしてデプロイできます。
HuggingFaceを使う利点
-
事前トレーニングモデルの活用
:高性能な事前トレーニングモデルを簡単に利用でき、時間とコストを大幅に節約できます。 -
開発効率の向上
:機能豊富なtransformersライブラリにより、NLPモデルの開発が効率化されます。 -
モデル共有と再現性
:トレーニングしたモデルをモデルハブで簡単に共有・公開できます。 -
実験の再現性が高くなります。
:Web対応が手軽で、開発したモデルをWebサービスとしてすぐにデプロイできます。
HuggingFaceは、高度なNLP/ML機能を提供しながら、開発の手間を大幅に軽減するフレームワークです。企業や研究機関で広く利用されています。 AI系の企業の共同研究PJTでも、頻繁に使用する機会があるでしょう。
- Weight&Biasは、機械学習・深層学習モデルの開発を支援するツールです。
- モデルの構築、トレーニング、評価、実験管理などのプロセス全体を一元的に管理できます。
Weight&Biasの主な特徴
-
実験の追跡と視覚化
:ハイパーパラメータ、モデルのアーキテクチャ、トレーニングの進捗状況などを一元的に追跡できます。損失関数のグラフや、モデルの予測結果などを視覚化できます。 -
データセットのバージョン管理
:トレーニングに使用したデータセットをバージョン管理し、再現性を確保できます。 -
モデルのバージョン管理と共有
:トレーニングしたモデルをWeight&Biasにアップロードし、共有できます。 -
コラボレーション機能
:チームメンバーとモデル、実験の詳細、結果を共有し、コラボレーションが可能です。 -
多くのライブラリと連携
:PyTorch、TensorFlow、Keras、scikit-learnなどの主要ライブラリと連携できます。
Weight&Biasを使う利点
-
実験の再現性が高い
:ハイパーパラメータやデータセット、モデルの構成などを一元管理できるので、再現性が高くなります。 -
実験結果の可視化が簡単
:豊富な視覚化機能で、実験の進捗や結果を効率的に追跡できます。 -
チームコラボレーションが円滑
:実験の共有や議論ができ、チーム開発が促進されます。 -
生産性の向上
:実験の管理が一元化されるため、開発者は本質的な作業に集中できます。
Weight&Biasは、MLモデル開発プロセスの生産性を大幅に高め、高い再現性と可視化機能を備えているため、企業や研究機関での利用が広がっています。
-
フォーマッタ(formatter)とは
- フォーマッタは、ソースコードの体裁(インデント、スペース、改行など)を自動的に整形するツールです。
- Python標準のツールとしてblack、yapfなどがあります。
-
リンタ(linter)とは
- リンタは、ソースコードのスタイルや構文エラー、バグの可能性などを静的に解析し、指摘してくれるツールです。
- Python標準のツールとしてflake8、pylintなどがあります。
フォーマッタ・リンタの利点
-
コード品質の向上
:整形されたコードは可読性が高く、バグを防ぐことができます。リンタでコードの問題点を事前に検知できます。 -
コーディングスタイルの統一
:チーム開発時に、全員が同じスタイルでコードを書くことができます。また、コードレビューの手間が軽減されます。 -
自動化による生産性向上
:人手で行うよりも高速に整形・解析ができます。また、手作業のミスを防げます。 -
習慣づけとスキルアップ
:フォーマッタやリンタを使う過程で、コーディングのベストプラクティスを身につけることができます。
フォーマッタ・リンタの活用例
-
IDEやエディタに組み込んで使う
-
CI/CDパイプラインに組み込んで自動チェックする
-
コードコミット時にGit Hookで自動実行する
フォーマッタとリンタは、コード品質の確保とチーム開発の円滑化に役立つツールです。開発の生産性向上にも大きく寄与するため、企業での活用が広がっています。