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22/05/01, Sun

21日ホテルに籠もるという簡単なお仕事が明日終わる予定なので、修了証がもらえた。もちろん有効になるのは明日。

22/05/02, Mon

入れてあったWeChatミニアプリの健康コード(深i您から「マイ健康コード」)が、緑になった。これで街に出ても大丈夫、という意味になる。

実際、今日は何回も健康コードを見せる場面があったが、とりあえずはこのコードを見せればOKな場面が多いのはわかった。このコードだけでは不十分な場合もあるみたいだけど、その場面に遭遇したら追記していこうと思う。

なおこのコードには何時間以内のPCR検査結果が陰性、という情報が載っていて、48時間以内の陰性を求められる場面が多く、事実上、毎日PCR検査をうけることになる。まあ夕方とか空き時間で検査場(街中にいろいろある)があったら、やっとくか、みたいな感覚らしい。ちなみに検査は、並んで、PCR検査のためのアプリのQRコードを見せて、喉の奥から検体を採取しておしまい。行列に並ぶこと以外は数分で終わる。で、結果は半日ぐらいあとに、健康コードアプリの方に反映される、というわけで、まあなんというか、システム化されているので、PCR検査といっても、なんというか、ルーチンワークになっている。

22/05/03, Tue

地下鉄の駅の入り口で健康コード見せたらダメ、といわれた。全部は聞き取れなかったけど、「没有」(ない、の意味)はわかった。健康コードで表示されているPCR陰性が「7日前」になっていた(キャッシュと思われる)のが原因っぽく、リロードして24時間以内のになったら、通してくれた。

そのあとの帰りに、地下鉄の駅の入り口で、場所コードの読み取りもとめられた。これは昨日行程コードを登録しよとしてできなくて諦めてたやつで、これは中国人しか入れられず、外国人がパスポート番号での登録はできない。高須さんも登録できてないとのこと。要はどこにいたかを登録していくアプリで、至るところに場所ごとのコード(場所コード)があり、みんなスキャンしている。そのときにそこにいた、という履歴がたまっていくわけだ。これができないけど、できないものはしょうがないので、とりあえずそのまま。「自分は日本人だ(我是日本人)」くらいは言えるので、いってみたら、そしたら健康コーだけで通してくれた。やった。経験値が10上がった。ついでに深圳通への現金チャージもできた。これでいろいろ安心。

この行程コードについて、高須さんにいろいろ教えてもらって、理解が深まった。今の状態だと、まだこちらで携帯を契約してから日が浅いので、携帯番号を登録(よくあるSMS認証)をすると、このエラーが出る。契約してから14日間は登録できない、ということ。ではその後はどうなるか、というと、すごく大きなくくり、例えば「深セン市」とか「隣の○○市」ぐらいの解像度で、最近14日間にどこにいたか、が自動で表示されるようになる。これが行程コード。14日間経てば「この携帯SIMがささっているスマホを持っている人はここ(深セン市)にいた」ということが行程コードとして表示されるようになる、ということ。で、これを持っていないと入れない場所があったりするわけだ。例えば過去14日間に行った場所で、感染者が発生したりすると、行程コードが緑から黄色になったりする(感染している可能性があるので行動が制限される)、という仕組み。

でもこれ、当たり前といえば当たり前だけど、追跡できるのは「そのSIMカードがささっているスマホがどこにあったか」だけで、暗黙に「携帯SIMを契約している人」=「そのSIMがささっているスマホを持っている人」を前提としている。まあ普通はそうなんだけど(携帯SIMの契約には本人確認が必要なので、そのSIMを契約している人は特定できる)、もちろんやろうと思えば悪さはできる。例えば他人のスマホを持っていると、その他人の健康コードで、別の人が移動できたりしちゃうわけだ。さらにはスクリーンショットで、過去の情報を提示することもできちゃう。実際、3月中旬に深セン市が1週間ほどロックダウンされたときは全員のPCR検査をやったわけだけど、そこで、こういう悪さがぼろぼろ出てきたらしい。そりゃできちゃうよね。で、その対策の一つとして、健康コードなどには背景に動く模様があって、スクリーンショットじゃないことが確認できるようになってたりする。まあこのあたりは、最近は感染者が少ないから、あまり厳密なチェックをしていないわけだけど、また感染者が増えてきたりすると、チェックがきびしくなるんだろうな。このあたりが、人治の国、と呼ばれるところでもある。

あと街なかでときどき、ワクチン接種をやっている(景品ももらえたり)。こちらのワクチンはmRNA型ではなくて不活化ワクチンなので、効き目もそれなりだけど副反応もそれなりらしく、まあインフルエンザのワクチンみたいに定期的に(年に数回だとしても)こういうワクチンを打つのも、アリかなあ、という気もする。

そいえばPCR検査を受けるときのWeChatミニアプリの粤核酸(yue4he2suan1)は、最後に数字がつく何種類かがある。これは高須さんも理由はわかならいそうで、PCR検査の会場ごとに違う(さらに時々変わることも)あるそうで、会場ごとに入り口にどのアプリを使うか(またどう登録するか)、が掲示されているので、要確認。なおそれぞれのミニアプリの初回起動時にアカウント登録があって、現住所を書く欄があるのだけど、最終的にはパスポート番号で検査結果と関連づくので、住所は厳密でなくても特定できればOK(例えばホテルの名前だけでいい)、ぐらいのものらしい。なるほど。

22/05/04, Wed

朝、地下鉄の入り口で、また行程コードを見せろ、と止められた。「場所コードを微信で読め」と言っているのははわかったけど、できないので、例の14日間はできない画面を見せて、日本人で中国語がよくわからん(これは言える)と言ったら、健康コードだけで通してもらえた。

駅に、マスク(口罩 kou3zhao4)捨場がある。

深i您アプリの中に、PCR検査場リストがあるよ、と教えてもらった。場所を絞れる一覧で見られるんだけど、どこでも誰でも受けられるわけではなく、小区(町内会ぐらいのサイズの区域)の住民のみ、とか、健康コードが黄色の人専用、などとわかれている。入居する予定のアパートの近くには、誰でも受けられる検査場はなそうで、小区の住民向けのものがいくつかあるので、そのアパートがどの小区なのか、今度聞いてみよう。まあ隣の駅と隣の駅(=南方科技大の最寄り駅)まで行けば、誰でも受けられる会場はあるんだけど、休みの日や忘れてて夜に、みたいなときに近くにあったほうが安心。

夕食に出かけるのに地下鉄の駅の入り口で、また行程コードのことで止められた。日本人なんだよ、と言ったら、なんだ日本人か〜、ごめんごめん、みたいな感じで通してくれた。ちょっとほっこりした。

22/05/05, Thu

アパート契約のついでに、アパート近くのPCR検査場について調べてもらうようにお願いしておいた。

ホテルの近く(=大学の近く)の検査場、こんなのが張っててある。子供も検査を受けるわけで、グズるんだろうな。キモかわいい(のか?)パンダが(なのか?)、「あーん」といっている。

22/05/06, Fri

朝、お世話になっている汪さんに、建物の玄関まで迎えに来てもらったのだけど、汪さんがマスクをしてなくて出てしまい、入るときにとめられてしまった。警備員とのやり取りの全部は聞き取れないけど、さっきまで中にいたんだよ、ちょっと出ただけじゃんよ、みたいなことを言っているのはわかる。でもダメー、の一点張りで、あきらめて中の別の人にマスクを持ってきてもらっていた。ここはけっこう厳しんだな。

夕方、华强北でPCR検査の列にならんでいたら、おじさんに(いつもの)「場所コードスキャンしてね」と言われたんだけど、日本人なんよ、といっても、スキャンしろ、と言われる。しょうがないので、スキャンして、いつもの「14日間は行程コードが使えない」の画面をみせてら、にっこりして「OK〜」で通してくれて、ちょっとほっこりした。いろんな人がいるんだなー。

ちなみにこの会場は、一人ずつ検体をとる方式だった。(普通の大規模検査場だと、10人分くらいまとめて1つの容器に入れる。これが陰性ならば全員が陰性、ということ。つまり論理和、ORゲート)

22/05/07, Sat

まあコロナ関連のQRコードもだいぶ慣れてきたんだけど、改めて整理。

  • 深i您の健康コード。見せたり、建物に入るときやバスに乗るときに機械に読ませりする。
  • GHC (Guangdong Health Code)。広東省の外国人用。「粤康吗」の代わり。
  • 行程卡。これは位置履歴トレースシステム(全国共通)。いまは自分は使えないけどSIM契約から2週間たったら使えるようになる。
  • 粤核酸吗。PCR検査のときに見せる。

以上は外国人でも使えるんだけど、以下の2つは使えない。

  • 粤康吗。広東省の統一健康コードで、外国人は使えないが代わりにGHCを使えばOK
  • 場所吗。いろいろなところにあってスキャンしろと言われるのだけど、外国人は使えない。

つまりこの最後の「場所吗」が頭痛の種。実際、自分の何回かスキャンしろ、と止められた。本来であれば「外国人は使えない」のだから、外国人とわかれば通してくれるはずなのだけど、そもそもこのご時世なので外国人が少なく、そのルールを知らない係員が多い、というのが問題の根底。自分でも「自分は日本人だ」ぐらいは言えるようになったので、それなら、と通してくれたことも多いし、向こうから「外籍吗?(wai4 ji2 ma?)(外国人か?」と聞かれることも多くなったんだそうだ。それでも何回か、「いやだからスキャンしろ」と通してくれないことも何度かあった。そういうときは、あきらめるか、事情がわかっている偉い人を読んでくれ、ということになる。残念ながらまだそこまでの度胸とスキルはないんだけど、これはできるようになったほうがよさそうだな。「外国人は場所吗が使えないのでGHCでいいんだよ、確認してくれ」ぐらいは言えるようになったほうがよさそうだな。

夕方、南方科技大のメインキャンパスに入るための手続きについて、汪さんとやりとりしていて、ちょっと混乱したのでメモ。来週月曜に手続に行ける手はずを整えたので、金・土・日の3日分のPCR陰性証明をそろえて、日曜に申請してくれ、という。でも日曜に採取した検体の結果は月曜にしか出ないから日曜に申請するのは無理なんじゃ?と思っていたら、採取は日曜ならいつでもいいので、もっと早い時間に採取し、日曜のうちに結果を出して(少なくとも採取した記録が載ったら)、申請を、ということだった。もう1つは、「3日分の陰性証明のスクリーンショットをとれ」というんだけど、自分のスマホは画面が小さいので、3日分を1つの画面におさめあれれない。結局、フォントを小さくして(普段は老眼対策で字を大きめにしていた)なんとか収められた。細かいことではあるのだけど、いろいろ厳格でもあるので、一つ一つクリアしていくしかない。


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